2021/04/23 00:09

今日飲んだカフェラテは特別だった。


最近お気に入りのカフェに行き、カフェラテを頼んだ。
女性の店員さんが一人でお店を回していた。
そんなに大きなお店じゃないけれど、慣れていない作業が続くとやはり大変みたいだ。
お客様は他に2組いた。
私が、お姉さんにホットカフェラテを頼む。
注文を取り終えた彼女がカウンターへ入る。
奥に行った彼女の声が聞こえる。
「すみません。カフェラテの淹れ方教えてください」
どうやら電話しているようだった。

出てきたカフェラテは、コーヒーカップに入っていた。
アイスの棒のような木のマドラーと、ガムシロップとミルクがついていた。
すぐにお姉さんを見た。
別のお客さんのオーダーで忙しそうだった。
慣れてない作業で大変なところ、笑顔を崩さずに一生懸命淹れてくれたカフェオレ。
それだけで嬉しかった。
せっかくつけてくれたガムシロップを、こっそり入れて飲んでみた。

コーヒーはお店で焙煎していて、本当においしい。
店員さんも全員感じがよくて、空間が大好きなお店。
ありがたいことに、少しずつ私のことも覚えてくれているみたいで、
今日は、ソファー席のソファーが実はリクライニングできることを教えてくれた。
その席に座りながら、カフェラテを飲む。
遠くのほうでガムシロップが甘さを主張していた笑
やっぱり、ホットにはガムシロは合わなかった。
この歳になって、新しいことを学んだ。
おいしくいただき、レジへ。

「あの、カフェラテの味、大丈夫でした?」
と聞かれた。
どうやら、彼女が初めて淹れたカフェラテだったようだ。
勇気を出して一つだけ伝えてみた。
「多分ですけど。。。ガムシロじゃなくてスティックシュガーだと思います」
お姉さんは、やっちまったって顔して、謝ってくださった。
だけど私は、とても嬉しかった。
人生で初めて淹れたカフェラテを飲むことができた。
そんな素敵な記念日に立ち会うことができたのだ。
逆にお礼が言いたかった。

人生で初めてのこと。失敗して覚えること。
そんなこと、今までもこれからもたくさんあるのに、どうして難しそうって理由だけで諦めてしまうのか。

ダーツ楽しそうだけど、うまくない。
ハード面白いけど計算できない。。。

それは大して問題ではないような気がする。
間違えたからこそ覚えたこと、忘れないことはたくさんあるし、
やりたいかどうか、だけだと思う。
赤ん坊が何度も転んで歩き方を覚えるように。
たくさん間違えて、質問して、それが当たり前になればいいなと思う。

そんなことを考えながら、今日もダーツを投げた。
遠くの富士山を眺めながら。

明日もアップルパイは元気に営業いたします。